会心時バフはがしスキルの注意点
2022年1月31日、MR副将の源博雅が実装されました。
源博雅は正月イベントにも立ち絵が登場しており、
実装を心待ちにしていた人も多いのではないでしょうか。
今回の動画では源博雅のスキル1にある、
「会心が発生した時にバフを剥がす」効果について調査してきました。
同様のスキルは先日実装された水鏡のMRアバターや
UR閃副将の九鬼義隆などに実装されています。
これらの効果がバフを剥がすタイミングはちょっと特殊になっているため、
少し注意が必要なので紹介させていただきます。
これから源博雅などを登用する予定がある人はもちろん、
登用予定がない人も対策としてご確認いただければと思います。
会心時にバフを剥がすスキルの注意点
結論から申し上げますと、
会心発生時にバフを剥がすスキルの注意点は
バフを解除しても影響を受けてしまうバフと、影響を受けないバフがある点です。
攻撃前にバフを剥がすようなスキルの場合、バフを剥がしてから攻撃しますので
基本的にもともと付与されていたバフの効果を受けることはありません。
それに対して会心発生時にバフを剥がすスキルの場合、
バフの種類によってはバフがはがせる場合にもバフの影響を受けてしまいます。
たとえば源博雅が会心を発生させてバフを剥がしながら攻撃する場合、
鼓舞の影響は受けてしまいますが、援護の影響は受けずに攻撃することができます。
今回はなぜ剥がしたバフの影響を受けてしまうのか、
そしてなぜ影響を受けるバフと受けないバフがあるのか、
なるべく分かりやすく紹介していきたいと思います。
ダメージ処理の順番
どうして影響を受けるバフと影響を受けないバフがあるのか、
それを確認するため、大雑把なダメージ処理の順番を説明します。
ここで紹介する処理の流れはあくまで小生が調査して出した仮説ですので、
実際の処理の流れと違っている可能性があります。
スキルで攻撃する時の処理の流れとしては、
①命中判定、②ダメージ計算、③会心時の計算、④最終ダメージ計算、
⑤攻撃後の処理というような流れになります。
命中判定
まずは1番の命中判定ですが、攻撃の最初に命中するかどうかの判定が入ります。
ここで攻撃がミスとなった場合、ダメージを与える処理はすべてスキップされて
5番の攻撃後の処理が行われることになります。
基本的なダメージ計算
攻撃が命中した場合、2番のダメージ計算がおこなわれます。
ただし、ここですべてのダメージを計算するわけではなく、
攻撃力や防御力などから算出されるダメージを計算するタイミングとなります。
ここで影響するのは攻撃側の攻撃力や防御貫通系のステータス、
防御側の防御力や物理・法術防御が影響します。
鼓舞や奮起によって防御力が上がっているような場合、
ここで防御力が高くなることで、ダメージが減少することになります。
また、砥直状態などの防御無視ダメージを引き算で減少させる状態の場合、
会心などでダメージが増加する前に砥直によるダメージ減少が計算されるため
この段階で防御無視ダメージの減少を計算しておきます。
会心かどうかの判定
基本的なダメージが計算されたら、会心が発生するかどうかを確認します。
攻撃が会心になる場合、
先ほど計算したダメージに会心ダメージの倍率をかけて会心時のダメージを計算します。
最終的なダメージの増減
会心かどうかでダメージの計算をしたあと、最終的なダメージの増減を計算します。
援護によるダメージ減少や暴走によるダメージ増加はここで計算されます。
ダメージを与える処理
こうして最終ダメージが計算された後、実際にダメージが与えられます。
影甲、祝福、八陣といったダメージを無効化するような効果については
このタイミングで影響するかどうか確認されます。
あとは与えたダメージからHP吸収や反射ダメージが計算されたり、
氷鎧や雷鎧状態などの副将を攻撃していた場合には凍結や眩暈を受けたりといった、
攻撃をした後の処理が行われることになります。
会心発生時にバフを奪う効果の発生タイミング
攻撃時にはこの1番から5番までの処理が行われますが、
源博雅が会心を発生させたときにバフを奪う効果は、どこで発動するでしょうか。
ここまで見ていただいたかたならお分かりかもしれませんが、
3番の会心かどうかを判断するタイミングとなります。
3番のタイミングでバフがはがされる処理を行いますので、
2番の計算で影響するバフ、つまり防御力が上昇する奮起や鼓舞、
防御無視ダメージを減少させる砥直状態などについては
会心でバフをはがせたとしても影響を受けてしまうことになります。
それに対して、4番で影響する援護や暴走、5番で影響する氷鎧や雷鎧については
3番でバフがはがされた後なので、バフの影響を受けずに攻撃することができます。
このように処理の途中でバフを剥がす処理がおこなわれるため、
会心時にバフを剥がすスキルの場合には
剥がす時にも影響を受けるバフと影響を受けないバフが存在するようになっています。
ここまでの流れがなんとなく理解できれば、
会心時にバフを剥がす場合に影響を受けるバフかどうか判断できるかと思います。
また、会心かどうかの判定がおこなわれるのは命中判定より後になるので、
攻撃がミスしてしまった場合にはバフを剥がすことができなくなっています。
また、董卓はUR閃アバターになると会心かどうかでバフを奪う確率が変わります。
会心かどうかを判断してからバフを奪うか判断するため、
董卓がバフを奪うタイミングは同様に会心かどうかを判定するタイミングになります。
そのため、董卓が影響を受けるバフは源博雅と同じになると思われます。
会心かどうかで確率が変わらないUR時点の董卓だったり、
スキル1に攻撃前バフ剥がしと会心時バフ剥がしの両方がある縁定白起など、
登用できていませんが挙動が気になる副将がまだまだ存在します。
もし登用した後挙動が確認できたら、コメント欄に追記していきたいと思います。
ご存じのかたがいらっしゃったら、コメントで教えていただけますと幸いです。
いかがでしたでしょうか。
今回は会心時にバフを剥がす挙動について紹介しました。
影響を受けるバフ、受けないバフがあってややこしく感じるかもしれませんが、
計算の流れがなんとなくでも分かれば、バフの影響を受けるか判断できるかと思います。
対応できないバフがある点がデメリットに感じるかもしれませんが、
援護によるダメージ減少やダメージ反射の影響を受けないだけでも非常に強力ですので、
そういった点では充分な性能だと言えるのではないでしょうか。
今回の動画が少しでもみなさんの参考になれば幸いです。
今回もご視聴いただき、ありがとうございました。