https://youtu.be/8DretOn2zW8
2021年5月4日、劉備を登用できるガチャが復刻しました。
劉備は以前から非常に人気が高い副将で、
今回の復刻でも、非常に高い注目を集めています。
そこで今回は、劉備がなぜ強いと言われるのかを、
劉備の性能を紹介しながら解説していこうと思います。
劉備の特徴
そもそも劉備がなぜ強いと言われるのかですが、
それは劉備のスキル1が持つ性能にあるといっても過言ではないでしょう。
スキル1は、味方6名に鼓舞状態を付与できるというもので、
鼓舞を味方に付与できる副将は、現在でも劉備のみとなっています。
鼓舞の性能
鼓舞の性能は、付与された副将の攻撃力と防御力を上昇させるというものです。
同じく攻撃力と防御力を上昇させる有益状態には奮起がありますが、
奮起は付与された副将のステータスを割合で上昇させるのに対して、
鼓舞は劉備のステータスをもとに上昇ステータスが計算されます。
攻撃力については、劉備の最大攻撃力の30%分、
防御力については、劉備の防御力80%分のステータスが上昇します。
上昇割合については、場にいる味方の人数が最大の6名だった場合のもので、
味方の人数が少ない場合は、割合はさらに大きくなります。
上昇ステータスの大きさは劉備の育成度合いに大きく左右されるため、
劉備については主力と同様に、しっかり育成してあげる必要があります。
鼓舞と他のバフとの違い
鼓舞の性能は、他の有益状態とかなり違った性能となっています。
他の有益状態は、付与された副将のステータスを倍率で上昇させます。
例えば胡喜媚の暴走は攻撃力が2倍に、妲己の畜力は攻撃力が1.6倍というように、
ステータスの補正は掛け算で計算されます。
それに対して、鼓舞のステータス上昇は足し算で計算されます。
もとの副将の攻撃力・防御力に、鼓舞による攻撃力・防御力がプラスされることになります。
加算による補正のメリット
ステータスが足し算で補正を受けるメリットは、大きく2つあります。
1つは育ちきっていない副将の強化、もう1つは他のバフとの相乗効果です。
まずは育ちきっていない副将の強化です。
先ほどご紹介した通り、鼓舞によるステータスの上昇は足し算で計算されます。
そのため鼓舞の効果は、付与される側の副将が育成されているかどうかに影響されません。
劉備の攻撃力・防御力をできる限り高くなるように育成しておけば
付与される副将のステータスが低かったとしても、鼓舞によって大きく引き上げられるので、
最終的にはかなり高いステータスへと変化します。
たとえば防御力に関しては、劉備の防御力80%分以上が上昇しますので、
あまり育っていない副将でも、劉備並みの防御力まで上昇することになります。
そのため、かなり育成した劉備で味方に鼓舞を付与することで、
味方全体の耐久力は非常に強力なものとなります。
他のバフは、付与された副将のステータスから掛け算で計算されるので、
この部分は鼓舞と他のバフで大きく違った挙動となっています。
次は、他のバフとの相乗効果です。
劉備はしっかり育成することで、単体でもかなりの性能を発揮してくれますが、
他のバフと組み合わせることで、さらに大きな性能を発揮することになります。
これを把握するには、鼓舞に関する2つの性質を理解する必要があります。
それは、劉備にかかる有益状態と、鼓舞を含めた有益状態の重ねがけです。
まずは劉備にかかる有益状態です。
鼓舞によるステータス上昇値は劉備のステータスが基準になることはお伝えしましたが、
実は、基準となるステータスは劉備にかかっている有益状態の補正が反映されます。
例えば劉備に対して胡喜媚があらかじめ暴走を付与していた場合、
劉備の攻撃力は通常の2倍になっているので、
その状態で付与される鼓舞による上昇量も、通常の2倍になることになります。
他の有益状態も劉備に付与されていれば、鼓舞の上昇量もその分だけ大きくなります。
ただし、奮起だけは鼓舞との相乗効果が発生されません。
どういった仕様なのかは不明ですが、あらかじめ劉備に奮起を付与している状態でも、
鼓舞による攻撃力・防御力の上昇には影響が発生しないようです。
さらに、鼓舞とほかの有益状態が付与されている場合、
足し算で計算される鼓舞があることで、計算式が少し特殊になります。
計算の流れは、まず鼓舞を付与された副将のステータスと鼓舞の上昇値を足し算して、
その数値に対して暴走や畜力などの倍率をかけて計算されます。
言い換えれば、暴走や畜力といった有益状態の倍率は、
副将のステータスだけでなく、鼓舞によるステータス上昇の部分にも反映されます。
そして、この2つの性質が合わさることで、非常に大きな相乗効果を発揮します。
条件としては、劉備とアタッカーの両方に鼓舞以外のバフが付与されていることですが、
例えば胡喜媚の暴走が、劉備と上杉謙信に付与された場合、
胡喜媚の暴走は、劉備の鼓舞と上杉謙信の両方に影響を与えます。
劉備と上杉謙信の攻撃力が同じだったと仮定すると、
劉備の鼓舞だけがかかっている場合、上杉謙信の攻撃力は1.3倍になります。
胡喜媚の暴走だけだと、上杉謙信の攻撃力は2倍です。
鼓舞と暴走が劉備と上杉謙信の両方にかかっている場合、
暴走によって鼓舞も強化されるので、鼓舞による上杉謙信の攻撃力は1.6倍になり、
さらに上杉謙信にも暴走がかかっているので、最終的な攻撃力は3.2倍という結果になります。
鼓舞だけでは1.3倍、暴走だけでは2倍なのですが、両方だと3.2倍というように、
暴走がかかった鼓舞と暴走の重ねがけで、有益状態の効果がさらに大きくなっています。
これが暴走だけでなく、さらに畜力と祝福が付与されているとどうなるでしょうか。
暴走・畜力・祝福の3つだけで鼓舞がない状態だと攻撃力は4.8倍。
本来はこれでも充分に高い倍率だと思うのですが、
これらが劉備と上杉謙信に付与されている状態で鼓舞を付与させると、
上杉謙信の攻撃力は、なんと11.7倍にまで上昇します。
劉備の鼓舞があるかどうかで2倍以上攻撃力が変わってくることから、
相乗効果の大きさがお分かりいただけるのではないでしょうか。
このように、鼓舞を活用して相乗効果を発生させることで、
通常では得られないような大きな効果を発生させることが可能になるのです。
ただし、これは劉備と鼓舞の対象、両方にバフがかけられていることが前提となります。
例えば胡喜媚ではなく、曹植で暴走を付与する場合や、
畜力を付与する妲己が、UR閃アバターではなくUR止まりだった場合、
暴走や畜力を付与できる対象は、劉備か上杉謙信のどちらかだけになってしまうので、
こういった相乗効果を発生させることはできません。
そういう観点では、現状では味方に七星を付与できる副将は献帝のみで、
付与できる対象は1名だけですので、鼓舞と七星との相乗効果は期待できません。
献帝にUR閃アバターが実装されて、七星を付与する対象が2名以上になれば、
七星のターン数によっては、鼓舞との相乗効果が期待できるようになるのではないでしょうか。
URの劉備が活躍できるかどうか
最後に、劉備がUR閃アバターではなく、URまでしか登用できない場合を想定し、
URの状態で劉備を活用できるかどうかを考えてみます。
URでのスキル1は、同じく味方6名に鼓舞を付与するものとなっています。
鼓舞の効果を計算する際の倍率はUR閃の時と比べて低いものの、
味方に鼓舞を付与する部分は共通となっています。
そのため、先ほどまでご紹介したような育っていない副将への強化や、
他のバフとの相乗効果については、問題なく恩恵を受けることが可能です。
ただし、鼓舞の効果量はどうしても変わってきますので、その部分は計算してみましょう。
URとUR閃で違ってくるのは、スキルの性能だけではなく、
パッシブスキルによる攻撃力・防御力の補正、
さらには副将訓練によるステータス補正も鼓舞の効果量に影響してきます。
実際のステータスを、URの状態とUR閃の状態で比較をしてみたところ、
攻撃力・防御力のステータスは、どちらも1.2倍となっていました。
スキル1の倍率は攻撃力が1.2倍、防御力は1.25倍なので、
鼓舞の効果量は、攻撃力は1.44倍、防御力は1.6倍違ってくることになります。
この差が大きいと思うか小さいと思うかは人それぞれだと思いますが、
少なくとも闘技場などの対人戦では、それなりに大きな差になってくるものと思われます。
ただし、他のバフとの相乗効果について計算してみたところ、
UR閃の劉備と上杉謙信に暴走・畜力・祝福を付与した場合は先ほど紹介したとおり11.7倍、
UR止まりの劉備で同様の計算をしてみたところ、9.4倍となりました。
この差は1.24倍と、鼓舞の効果量ほど差は発生しないことになります。
この差は劉備の攻撃力が高くなるほど大きくなりますが、
逆に上杉謙信の攻撃力を高くすることで差は小さくなってきます。
1.24倍という差もそこまで大きい値ではないかと思いますので、
両方をしっかりと育成してあげることで、戦役では充分に活躍してくれることでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、劉備についてのご紹介でした。
劉備は非常に優秀なバッファーで、特に戦役での必須メンバーと言われることも多いですが、
なぜそう呼ばれるようになったのか、少しはご説明できたのではないかと思います。
劉備の強力な部分は、劉備をしっかり育成しておくことで、
あまり育っていない副将を大きく強化してくれる点と、
他のバフとの相乗効果で、その効果を大きく伸ばしてくれる点です。
その点をしっかり把握しておけば、劉備を問題なく運営していけると思います。