回復スキルで会心が発生する確率について
放置少女では敵を攻撃する時に、
会心が発生してダメージが大きくなることがあります。
会心が発生するかどうかは基本的にランダムですが、
攻撃側の会心値と防御側の根気値、スキルによる会心率上昇、
それにお互いのレベル差やかかっているバフやデバフなどによって会心率が計算され、
その確率で会心が発生します。
一方で、攻撃するかわりに味方のHPを回復させる副将も存在します。
そういった副将の場合、スキルを使う相手は敵ではなく味方の副将になりますが、
一部の副将を除いて味方のHPを回復させる場合にも会心が発生します。
このときの会心率がどのように決定されているのかについて検証してきました。
過去に確認できていた情報
検証の前に、過去に有力な情報を入手しているのでご紹介します。
それは、回復スキルを使用する副将のステータス画面で確認できる会心率を確認し、
その会心率に0.66をかけた割合で会心が発生する、というものです。
lobiやYouTubeにも過去にそういった情報がいくつか上がっていたのですが
現在でもその仕様が変わっていないのかどうかの確認も含めて
実際にこの仕様通りになっていそうかどうかを検証することにしました。
趙公明のスキルで検証
まずは趙公明の回復スキルを使って検証していきます。
といっても、趙公明の回復スキルによる会心率については
過去の検証で集計したデータを活用します。
攻撃力が最小と最大のあいだでどのような分布をするかを調査するときに
趙公明の回復スキルを何度も使用したのですが、
この時の趙公明は会心率についても調整していました。
趙公明の会心率を45%と60%の二通りに調整していましたので、
それぞれで回復スキルを使ったときに会心が発生した割合を集計しました。
会心率が45%の場合は1,337回のうち409回が会心だったので30.6%、
会心率が60%の場合は2,711回のうち1,102回が会心だったので、
40.6%の割合で回復スキルの会心が発生していました。
どちらも過去の情報から計算できる数値に非常に近しい数値となったことから、
回復する副将の会心率から算出されることについては間違いなさそうです。
ちなみに、敵や味方の根気値に影響しないかどうかを確認するため、
この検証をする中でボス戦のステージや味方の副将を変えながら集計していました。
その中で割合の推移を見ている限りでは、
回復の会心が発生した割合にはほとんど変化が見られませんでした。
このことから、回復の会心率には根気値が影響しないということも確認できました。
楊貴妃(UR)の回復スキルで検証
次は副将を変えて、楊貴妃の回復スキルで確認していきます。
最近放置少女ではスキル説明文のブレを解消するために
定期的に数名ずつ副将のスキル説明文が変更されています。
これによって過去に実装されたほとんどの回復スキルについてはもちろん、
最近になって実装された副将でも「会心回復可能」という文言に統一されています。
そのため副将を変えても会心確率の計算式はおそらく変わらないと思うのですが、
念のため趙公明とは違う副将で調査をしておくことにしました。
今回楊貴妃で確認するのは会心回復が発生した割合だけですので、
最小攻撃力と最大攻撃力が揃っている状態にしています。
こうすることで、一目で会心が発生したかが分かるようになりますので
会心かどうかだけに注目して集計していきました。
楊貴妃による会心回復が発生した割合の検証は、
会心率を15%、30%、45%の3通りでおこないました。
それぞれの場合で会心が発生する割合を確認したところ、
どのケースでもステータス上の会心率に0.66をかけた数値に近い結果となりました。
副将を変えても同様の調査結果となりましたので、
「回復会心の発生率は、会心値から計算された会心率に0.66をかけた確率」
という仕様が現在も有効な仕様だと結論づけたいと思います。
回復会心の発生率にバフの会心率上昇が有効かどうか
最後に、回復の会心率がバフによって変化するかどうかを確認してみました。
回復スキルにも有益状態による攻撃力上昇が有効です。
趙公明の覚醒を+1で抑えて鼓舞ループをしている人であれば、
ターンによって趙公明による回復量が跳ね上がるシーンを見たことがあるかもしれません。
これは鼓舞ループで強力になった鼓舞によって趙公明の攻撃力が強化されているためです。
このように攻撃力の上昇は回復スキルにも影響するのですが、
会心率の上昇についても同じように回復スキルの会心率に影響するのでしょうか。
今回は、祝福と七星、2種類のバフで検証してみました。
会心率を60%にした趙公明で回復スキルを使用した時に、
バフなし、祝福状態、七星状態の3通りで会心の発生割合が変わるかどうかを確認します。
バフがない状態での会心率はすでに確認済みで、
ステータス画面の会心率が60%のとき、会心回復の発生率はおよそ40%でした。
趙公明の祝福には会心率を50%上昇させる効果がありますので
回復でも会心率が上昇するなら90%になりそうですが、
はたしてそのような結果になるのでしょうか。
まずは祝福が付与された時の会心率を検証していく条件ですが、
趙公明が自身に祝福を付与してから残りの味方を回復するようにして、
祝福がかかっているときの会心率を確認していきます。
全員のHPが満タンなら、上から順に趙公明の回復スキルが処理されていきますが、
趙公明を陣営の2番目に配置しておくことで、
趙公明が2番目に自分を回復して、そのタイミングで祝福が付与されます。
こうすることで、祝福がかかった状態で残り4名を回復することになりますので、
陣営の後ろ4名に対しての回復で会心が発生したかどうかを集計していきます。
七星が付与された場合については、献帝に七星を付与してもらいます。
今度は逆に趙公明を最後尾に並べておくことで、
趙公明の回復に祝福が影響しないようにします。
また、趙公明の最大攻撃力が一番高ければ七星は趙公明に付与されるので、
陣営にはあまり育てていない副将を並べて検証していきます。
こうすることで、趙公明は七星が付与された状態で回復スキルを使用します。
この条件で6名に対しての回復で会心が発生したかどうかを集計していきます。
祝福が付与された状態、七星が付与された状態それぞれで
回復スキルで会心が発生する割合を集計しました。
その結果、祝福・七星のどちらが付与されている状態で回復しても、
会心が発生する割合はバフなしの時とほとんど変わりませんでした。
今回の検証では、会心率が上昇するバフをかけた状態でも
回復スキルの会心率には影響しないという結果になりました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は回復スキルの会心率について調査してみました。
会心率を上げておけば会心回復が発生する確率も上がるので、
回復キャラを育てていくときには1つの参考になるかと思います。
特に胡喜媚や妲己を育成して陣営に入れている人は、
会心率についても意識してみてはいかがでしょうか。