https://youtu.be/8cjUnA-ncXk
今回は、源頼光の縁定と同時に実装された有益状態、[砥直]について検証しました。
源頼光の縁定スキルで付与される[砥直]について
2021年12月7日のメンテナンスで、源頼光の好感度イベントが実装されました。
それにともない、源頼光に縁定スキルが追加されました。
追加された縁定スキルの性能は
スキルで敵を撃破するたびに味方1名に砥直状態を付与するというものです。
付与される対象は、陣営のなかで砥直状態ではない副将の中から
筋力値が高い順となっています。
では、今回実装された砥直状態の効果はどのような性能なのでしょうか。
砥直状態とは
砥直状態とは、今回のメンテナンスで追加された有益状態です。
ヘルプ画面で確認してみると、
自身の筋力値によって敵の筋力ダメージを減少させる効果となっています。
砥直が付与されたキャラクターの筋力値2倍分のダメージだけ
敵からの筋力ダメージを減少させてくれます。
実際の挙動を確認してみましょう。
攻撃をする側の副将は、最小攻撃力と最大攻撃力を揃えた孟達です。
孟達はスキル1で残りHP割合が一番高い敵1名に攻撃し、
その敵の残りHPが50%より高い場合には筋力値3倍の防御無視ダメージを追加します。
条件によって筋力ダメージを発生させるかどうかが変わるため、
今回の検証にはうってつけの副将でした。
この孟達の筋力値は55,878ですので、スキル1の筋力ダメージは167,634となります。
このダメージが砥直状態によってどれだけ減少するかを確認していきたいと思います。
砥直の挙動を確認
まずは、相手の主将(武将)に攻撃したときのダメージで確認していきます。
筋力値ダメージがある時とない時でダメージを比較すると、
先ほど計算した筋力ダメージ、167,634の差になっています。
次は源頼光によって砥直が付与された状態で、同じ様にダメージを与えていきます。
まずは筋力ダメージがない状態での比較ですが、
これは砥直状態があるかないかに関わらず同じダメージとなっています。
砥直状態で減少できる筋力ダメージがないので、当然の結果だと思います。
次は、筋力ダメージがある状態で、砥直状態によってダメージが変わるかを確認します。
砥直状態ではない場合のダメージが256,545だったのに対して、
砥直状態だった場合のダメージは166,371となっています。
砥直状態だった場合の方が90,174だけダメージが小さくなっています。
主将(武将)の筋力値が45,087でしたので、
ちょうど筋力値2倍分の筋力ダメージを減少していることが確認できました。
また、砥直状態のダメージ減少量を計算するときに参照される筋力値も、
付与されている主将(武将)の筋力値で間違いなさそうです。
では、ここからバフなどの効果によって、
ダメージの増減が発生したときにはどうなるのでしょうか。
砥直と会心
与えるダメージが増減する要因としてはいくつか考えられますが、
今回は会心が発生した時と、有益状態によってダメージが増減した時を確認していきます。
まずは会心が発生した時ですが、
筋力ダメージが発生する条件で、砥直状態だった場合のダメージで比較していきます。
先ほどの調査で確認した、会心ではなかった場合のダメージは166,371でしたが、
会心が発生した時のダメージは382,653となりました。
孟達の物理会心ダメージを確認すると230%だったのですが、
通常時と会心時のダメージを比較すると
ちょうど会心ダメージと同じ230%となっていました。
これにより、会心が発生したことによるダメージ増加は
砥直状態によってダメージが減少されてから計算されることがわかりました。
砥直とダメージが増減するバフ
有益状態によってダメージが増減する場合はどうでしょうか。
ここでは援護と暴走、2種類の有益状態で確認していきます。
先ほどと同様にダメージ増減が発生する前後のダメージを
砥直状態の主将(武将)に筋力ダメージを含む攻撃をして確認していきます。
砥直状態によって減少しているダメージは166,371、
67%のダメージを減少させる援護が付与されている場合は54,902、
受けるダメージが30%増加する暴走が付与されている場合には216,282となりました。
それぞれのダメージ増加量を確認すると、援護と暴走のどちらの場合でも
砥直状態によって減少されたダメージに対して最終的なダメージが増減するようです。
砥直の減少量の限界
もう一つの疑問点がありますので、こちらについても確認していきます。
確認するのは、砥直状態によって減少できるダメージ量の上限です。
同様のダメージ減少効果を持つスキルにハンニバルの神髄共鳴スキルがあります。
このパッシブスキルも砥直状態と同様に、
筋力値2倍の数値だけ敵の筋力値ダメージを減少させることが可能なスキルです。
ですが、砥直状態の説明と明確に違っている点として、
ハンニバルのパッシブスキルには最大で敵の筋力ダメージを90%減少可能とありますが、
砥直状態の説明書きには、そういった上限に関する記載はありません。
はたして砥直状態には減少できるダメージの上限がなく
相手の筋力ダメージを完全に無効化できるのか、
はたまた同じように敵の筋力ダメージ90%が減少できる上限なのか、
この点についても検証していきます。
ここでは、砥直状態を付与してきた源頼光に与えるダメージで確認していきます。
源頼光の筋力値は155,800ですので、
砥直状態が付与されたときに減少できる筋力ダメージは311,600となります。
これは孟達が与えられる筋力ダメージよりも大きい数値ですので、
もし砥直状態で減少できる筋力ダメージに上限がないのであれば
孟達からの筋力ダメージを0にできるかもしれません。
実際にダメージ量を確認してみましょう。
まずは基準となる、筋力ダメージがない場合のダメージを確認してみます。
この時源頼光が受けたダメージは25,925となりました。
次に筋力ダメージがある場合のダメージを確認したところ、
ダメージは193,559となりました。
その差は孟達による筋力ダメージ、167,634となっています。
それでは、源頼光に砥直状態が付与されているときに
筋力ダメージを含む攻撃をして、ダメージ量を確認してみましょう。
砥直状態が付与された場合のダメージは、42,688となりました。
筋力ダメージがない場合のダメージは25,925でしたので、
どうやら筋力ダメージを完全に無効化することはできないようです。
筋力ダメージがない時のダメージとの差は16,763ですので、
砥直状態の効果が筋力ダメージより大きい場合でも
10%分の筋力ダメージを受けてしまうことが確認できました。
このことから、砥直状態も神髄共鳴スキルによるダメージ減少と同様に
減少できる筋力ダメージは90%が最大であることが分かりました。
今回のまとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は源頼光の縁定スキルで付与される砥直状態について検証しました。
ヘルプ画面の説明文には記載されていない部分もありましたが、
砥直状態の性能は、ハンニバルの神髄共鳴スキルと同様の効果となっているようです。
あまりに大きな筋力ダメージに対しては耐えられずに突破されてしまいますが、
MR副将が持つパッシブスキルと同様の性能を味方に付与できるという意味では
決して弱い効果ではないかと思われます。
砥直状態が付与される副将の筋力値が高い前提にはなりますが
主力の生存率を向上させるのに一役買ってくれるようになったかと思います。
源頼光の特徴はスプラッシュダメージを含めた突破力だったので
縁定スキルによってさらに突破力を高めてほしいところでしたが、
耐久方面のサポートになってしまったことは個人的に残念な部分ではあります。
ですが、考えようによってはサブアタッカー程度の育成でも
敵の弱いキャラを一層してサポーターとしての役割もこなせる
マルチタレントのような活躍も期待できるのではないでしょうか。
すでに源頼光を登用している方は、
縁定スキルの効果も踏まえて、ぜひ活躍させてあげてください。