ボス戦における破甲・撃砕について調査
今回はボス戦における破甲と撃砕について調べてみました。
防御貫通のステータスごとにダメージを計測し、
破甲と撃砕のどちらが強いのか、風破と比べてどうなのか、
などなど調査してみました。
破甲・撃砕の効果
まずは破甲と撃砕の効果についておさらいしておきましょう。
破甲：対象の防御力を下げる
撃砕：対象の物理防御力と法術防御力を下げる
どちらも相手の耐久力を下げる効果で、
攻撃ダメージの増加が期待できます。
武将・弓将からの物理攻撃は防御力と物理防御力、
謀士からの法術攻撃は防御力と法術防御力で軽減されるため、
破甲と撃砕はともにどの職業からの攻撃にも影響します。
ただし、あくまでも防御力系ステータスを下げる効果ですので、
攻撃力ダメージや筋力ダメージといった防御無視攻撃には影響ありません。
（防御力などを元に計算する神髄共鳴スキルには影響します）
破甲・撃砕の特徴
破甲や撃砕は、対象のステータスが高ければ高いほど効果的です。
これは下がる防御力の数値が大きいというだけでなく、
破甲・撃砕によって増加するダメージの倍率が大きくなります。
例えば相手の防御力が低ければ破甲でダメージが1.3倍だったが、
防御力が高い相手には1.8倍のダメージになった、
なんてことも発生します。
そのため、強い相手にほど破甲や撃砕は有効になります。
破甲・撃砕と防御貫通系ステータスの関係
実は防御貫通系ステータスも同じような効果を持ちます。
防御貫通：相手の防御力を下げてダメージを計算する
物理防御貫通：対象の物理防御力を下げてダメージを計算する
法術防御貫通：対象の法術防御力を下げてダメージを計算する
相手を攻撃する際、
防御貫通で防御力を下げて、破甲でも防御力を下げる。
物理防御貫通で物理防御を下げ、撃砕でも物理防御を下げる。
これで相手の耐久力を下げて、大きなダメージを与えられます。
防御貫通系のステータスが高くなると、
貫通ステータスで防御を下げる効果が大きくなり、
相対的に破甲や撃砕によるダメージ増加倍率が下がります。
ですが、防御貫通系が高いほど最終ダメージも高くなります。
破甲や撃砕による防御力減少はそのままで、
防御貫通によって防御力の下がり方が大きくなるので、当然ですよね？
ボス戦における破甲・撃砕の調査方法
今回の調査では、上杉謙信の最小攻撃力と最大攻撃力を揃えた状態で
防御貫通・物理防御貫通を1,000ずつ変動させます。
その状態でスキル2によって与えるダメージを測定していきます。
（スキル１の狂乱による必中・確定会心で、発動できればダメージが一定）
デバフがついていない時、破甲付与時、撃砕付与時それぞれで集計しました。
破甲は60%と80%の2種類で確認しています。
また、ボスステージは150から194までを対象としています。
調査結果
まだ全パターンを確認できていませんが、
おおよそ傾向をつかめる程度には測定してきました。
ステージとダメージ
ステージとダメージ倍率
ステージと倍率の表をグラフ化
ステージが進むほど破甲・撃砕によるダメージ増加倍率も増加する
序盤のステージではボスの防御力も低いため、
破甲や撃砕の効果もそれほど高くはありません。
ですが、ステージが進むにつれてボスの防御力なども高くなりますので、
それに伴って破甲や撃砕も効果が大きくなります。
例えば防御貫通が約8,000のときに80%破甲を付与すると、
ボス150だとダメージは破甲なしの1.52倍、
ボス190だとダメージは破甲なしの2.00倍
というように、先のステージほど倍率も上がります。
ステージによって破甲と撃砕の優劣は変わらない
例えば防御貫通が7,000、物理防御貫通が9,000の場合、
破甲の方がダメージ上昇倍率は大きくなります。
上昇倍率はどちらもステージが進むにつれて大きくなりますが、
破甲の方が大きいのは、どのステージでも変わりません。
一応の目安として、
防御貫通 と 物理防御貫通＋1,500を比較してみて、
防御貫通が低ければ破甲のほうが高倍率、
防御貫通が高ければ撃砕のほうが高倍率となります。
つまり、よほど防御貫通のほうが高くない限り、
破甲の方が効果的となります。
カッシウスが破甲ではなく撃砕なのは…
カッシウスのスキル1は相手に撃砕を付与します。
誰でもガチャなしで入手できるカッシウスが破甲ではなく撃砕なのは、
性能の調整を含めて設定されている可能性があります。
やはり無料キャラが最高ということにはならないようですね。
基本的にはデバフ役にカッシウスを採用しておき、
80%破甲のキャラを入手できたら入替を検討するような方針でいいかと思います。
60%デバフよりも80%デバフを優先すべし
物理防御貫通が極端に高く、防御貫通が極端に低い場合でも
60%の破甲が80%の撃砕より優先されるようなシーンはあまりありません。
なので、あえてどこから優劣が変わるかなどを覚える必要ないかと思います。
「60%のものよりも80%のものを優先する」
覚えるのはこれだけでいいです。
80%撃砕のカッシウスを登用出来たら、
60%破甲の于禁を優先させる必要がありません。
もちろん両方使うのは大いにアリですが
どちらか1名だけ採用するならカッシウス、ということですね。
風破よりも破甲・撃砕を優先すべし
ボス戦150ステージ以降であれば、
破甲も撃砕もだいたい1.5倍以上の効果になります。
なので、風破よりも破甲・撃砕を採用した方が
ダメージの伸びが大きくなることが多いと思います。
攻撃力ダメージやスプラッシュダメージの影響が大きい副将であれば
風破によるダメージ上昇量の恩恵を大きく受けられるので、
そういった場合は風破のほうがいい場合もあるでしょうが、
それでもどこまで風破が有利になるかというと…
気になる方は破甲・撃砕でどれだけダメージが伸びるか確認した方がいいでしょうが、
面倒であれば破甲・撃砕のほうを優先しましょう。
今回のまとめ
- 先のステージほど破甲や撃砕でダメージが伸びる倍率が大きくなる
- 防御貫通と物理防御貫通のステータスが同じくらいなら、破甲のほうが強力
- 多少貫通系が偏っていても、60%より80%のほうが強力
- ボス戦150以降なら、たいてい風破よりも破甲・撃砕のほうが強力
基本は破甲＞撃砕＞風破の順で検討すればいいかと思われます。