今回は太学館の工房に追加された「雲梯」と「破城槌」について紹介します。
矢塔と木慢の効果をおさらい
矢塔の効果
まずは雲梯から紹介していきますが、
雲梯を紹介する前に既に実装されている矢塔と木慢について確認しておきます。
矢塔は戦姫無双の城が持っている防衛機能の1つで、
攻めてきた副将に対して攻撃し、ダメージを与えていきます。
矢塔が与えるダメージには割合ダメージと固定ダメージの2つがあり、
最大HPが高い敵に対しては割合ダメージで大きなダメージを与え、
弱い敵に対しては固定ダメージでHPを大きく削ります。
矢塔によって与えるダメージの計算式
(副将の最大HP×割合ダメージ)× 固定ダメージ × スキル倍率 × パッシブスキルの倍率
(スキル倍率…虚弱矢:1.1倍、封印矢:1.2倍、パッシブスキル解放時:1.2倍)
木慢の効果
木慢は矢塔から受けるダメージを減らす効果があります。
矢塔から本来受けるダメージが計算されてから、木慢がカットできるダメージが引き算されます。
もし副将が援護状態などでダメージを軽減できる場合、
木慢でダメージをカットしてからバフなどによるダメージ減少が計算されます。
援護がない場合の程普が受けたダメージは129,548。
援護(40%ダメージ減)状態で程普が受けたダメージは、129,548 × 0.6 = 77,729となりました。
援護によって軽減するダメージは、木慢でカットされた後のダメージとなります。
木慢の注意点
木慢の注意点は2つあります。
1つは聖淵装備の物理バリアへのダメージは木慢では減らせないこと、
もう1つは木慢によるダメージ減少は90%が限度であることです。
雲梯の効果
矢塔と木慢の効果をおさらいしたところで雲梯の効果を確認しましょう。
雲梯には矢塔のダメージを軽減する効果と、
城門攻撃時のHP吸収が増加する効果があります。
矢塔のダメージを軽減する効果
矢塔のダメージを減少する効果については、
おおまかには木慢と同じような効果となっています。
木慢と雲梯の違いは、
木慢はレベルによって減少できるダメージが固定になっていますが、
雲梯は副将の最大HPに応じて減少できるダメージも変動します。
木慢は決まった量をカットできるので弱めの副将と相性がいいのに対して、
雲梯は最大HPが多いほどカット量が増えるので主力向けの性能と言えるでしょうか。
矢塔ダメージを木慢+雲梯で軽減する時の計算式
矢塔ダメージ - (木慢による軽減値 + 雲梯による軽減値)
雲梯によるダメージカットの注意点
木慢と共通です。
というのも雲梯のダメージカットは木慢のダメージカットと合計されてから、
矢塔から受けるダメージを減少させる計算をします。
① 物理バリアに対するダメージは木慢と同様軽減できません。
② 雲梯と木慢によって軽減できるダメージは合計で矢塔の90%までとなります。
③ 援護などによるダメージ減少は、雲梯と木慢によってダメージカットされてから計算されます。
城門を攻撃する時のHP吸収
雲梯のもう1つの効果は、敵の城門を攻撃する時にHP吸収が増加する効果です。
これは主に援護を持つ城門を攻める時に有効な効果となっています。
城門が使用する援護状態
城門はLv16以上になると援護状態(ダメージ反射80%)で出撃しますので、
強力なHP回復やバフ剥がしを持つ副将でないとダメージ反射がかなり痛手となります。
ですが雲梯によってHP吸収が増加すれば、
多少なりともダメージ反射と相殺させることができます。
(反射ダメージ80% - HP吸収 例えば40% = 実質反射ダメージ40%)
城門の援護によるダメージ反射は80%なのでHP吸収が低いと焼け石に水ですが、
もともとHP吸収が高い副将であれば城門にかなり対抗しやすくなるかと思います。
雲梯による城門相手のHP吸収は、城門撃破時にも発動する
しかも雲梯による城門に対するHP吸収については、
城門を撃破した瞬間にも有効となります。
雲梯Lv5:HP吸収20%
城門残りHP1280109 × 20% = 256021.8
本来相手を撃破したタイミングではHP吸収は発動しないのですが、
城門を撃破した時に雲梯のHP吸収は発動するようです。
(副将が持つもともとのHP吸収は発動していません)
これにより城門からの反射ダメージをHP吸収で補いやすくなっています。
特に主力など育てた副将との相性がよさそうです!
破城槌について
次は破城槌の効果について紹介していきます。
破城槌にも2つの効果があります。
1つは城門を攻撃する時に最大攻撃力が増加する効果、
もう1つは城門の最大HPに対する割合ダメージです。
どちらも城門に対するダメージを増加させる役割があります。
城門が持つ「堅壁」状態
城門を攻撃する時に最大攻撃力が増加する効果を理解するためには、
城門が持つ「堅壁」という効果を理解しておく必要があります。
堅壁とは城門だけが使える専用の特殊状態で、
相手から攻撃されても相手の最大攻撃力分までしかダメージを受けない効果です。
この効果があるので城門に対するダメージがどうしても少なくなってしまいます。
城門攻撃時に最大攻撃力が増加する効果
城門に対しては最大攻撃力までしかダメージを与えられません。
鼓舞などのバフによる攻撃力上昇ではダメージが増えないのですが、
破城槌が持つ「最大攻撃力を増加させる」効果であれば城門に与えられるダメージの上限が上昇し、
それによって城門に対して与えるダメージが大きくなります。
例えば破城槌のレベルが5になると最大攻撃力の増加量は50%ですので、
城門に対して与えるダメージの上限が1.5倍に増加することになります。
城門に対して最大HPに基づく割合ダメージを追加する
そして破城槌の2つ目の効果は、城門に対して割合ダメージを与える効果です。
破城槌のレベルが1でも2.1%、
最大のLv20になると4%の割合ダメージが追加されます。
このダメージは堅壁でダメージが制限されたあとに追加されるので、
純粋にダメージ増加となります。
また追加ダメージは毎回の攻撃に追加されますので、
連続攻撃であれば城門に攻撃するたびに追加ダメージが発生することになります。
弱い副将の攻撃にも割合ダメージが発生しますので、
弱い副将でも複数で何度も攻撃すれば城門を落とせるようになります。
スキル1で残りHP%が低い敵(反射で削った城門)を狙って6回攻撃できる、
そんな城門攻めにおあつらえ向きの副将がいるらしい…
破城槌がある場合のダメージ計算
副将による攻撃ダメージ(最大攻撃力までで制限)+ 破城槌の割合追加ダメージ
(最大攻撃力は破城槌によって上昇する)
基本的には・・・副将の最大攻撃力×破城槌による補正 + 破城槌の割合追加ダメージ
破城槌の注意点
ただし、破城槌についても注意点があります。
破城槌によって上昇するのは最大攻撃力のみで、
戦闘中の攻撃力が上昇する効果はありません。
あくまでも城門に与えられるダメージの上限が上昇するだけの効果です。
ほとんどの場合はこれで問題ないのですが、ごく一部だけ要注意です。
例えば副将の通常攻撃は攻撃力100%分のダメージなのですが、
最大攻撃力が150%になっているのに攻撃力は100%なので上限に届きません。
ホウ統の攻撃力はちょうど10万、破城槌はLv5(最大攻撃力+50%、割合ダメージ2.5%)
スキルによる攻撃は最大攻撃力の1.5倍(堅壁による上限)150,000
割合ダメージは140万の2.5% = 35,000
そのため1ターン目のスキル1では185,000のダメージ。
ところが3ターン目の通常攻撃ではダメージが変わる。
通常攻撃のダメージは本来の攻撃力である10万なので、堅壁の上限に届かない。
そのためダメージは100,000 + 35,000 = 135,000となる。
それ以外にも攻撃力100%分や筋力などによる防御無視ダメージを与える場合、
破城槌による最大攻撃力上昇の恩恵を完全に受けることができません。
該当する副将は限られているのでそこまで気にする必要はありませんが…
また、堅壁状態に対して有効な手段の1つに燃焼ダメージがありますが、
燃焼ダメージを計算する元となるスキルダメージは破城槌では増加しません。
また燃焼ダメージが発生する時には割合ダメージは発生しません。
そのため燃焼によるダメージは破城槌の効果では増えません。
ホウ統の攻撃力はちょうど10万、破城槌はLv5(最大攻撃力+50%、割合ダメージ2.5%)
スキルによる攻撃は10万×360% = 360,000
(堅壁でカットされているが、燃焼ダメージの計算にはそのまま使われる)
燃焼ダメージは36万 × 0.5 = 180,000
そのため2ターン目開始時に城門が燃焼で受けるダメージは180,000。
このダメージは破城槌による影響を受けていない。
該当しそうな副将を持っているのであれば知っておいて損はしないかと思います。
特に、弱い副将でもHPを削っていけるのはいいですね!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は新しく追加された雲梯と破城槌について紹介しました。
レベルを上げれば戦姫無双で相手の城門・矢塔を突破するのが楽になると思います。
レベルが低くても多少の効果は得られますので、
最低でも1つはレベルを上げておくことをおすすめします。